原皮こそ中国産の希少な「キョン」ですが、革の“なめし”や、“染色”は奈良。
(その“なめし”の歴史は奈良時代にまで遡ることができます)
語源は「麗し(うるわし)」とも「潤し(うるおし)」ともいわれる漆(うるし)。
もちろん漆器は日本を象徴する工芸品で海外では「Japan」と呼ばれているほど代表的なものですが、本漆は「キョン」と最も相性が良いことが遠い昔から伝承されてきました。そしてキョンは軽くて丈夫。使い込むほどに漆が深い色合いになり、柔らかく手になじみます。
まさに最高の素材と技法の幸福なマリアージュ(結婚)!そしてもちろん、本漆加工/裁断/縫製などは、下町江戸川区在住の昔ながらの江戸工芸職人さんが丁寧に一品づつ手作業で作っています。
漆付け作業(1)
漆付け作業(2)
乾燥中・・・・・ 数日後には高貴な輝きの漆柄に。
パッチワーク縫製。これぞ熟練の技!
ハンドバック縫製。丁寧さが段違い。仕上がりの美しさが違います。
検品中・・・・・
完成!